横浜線

 JR横浜線の昔 

 OLD TIMES OF JR YOKOHAMA LINE


片倉駅移設工事&片倉駅の変遷

昭和17(1942)年11月片倉信号所開設

昭和32(1957)年12月片倉駅開業


浜太郎様ご投稿

在来線北側の仮線と片倉仮駅舎 <八王子方面を望む>


<解説>
昭和60(1985)年頃より国道16号線との立体交差化工事が始まりました。
まず、在来線の北側に仮線と片倉駅の仮駅舎(昭和61(1986)年12月頃完成)が建設されました。

その後、在来線の上に高架駅(昭和63(1988)年3月完成)が建設され、
この高架化により、国道16号線の埼玉街道踏切を含め数カ所の踏切が廃止されました。

それと同時に相原・八王子間が複線化され横浜線は全線複線になりました。

片倉駅の歴史
昭和17年11月
昭和32年12月
昭和49年6月
昭和61年12月
昭和63年3月
片倉信号所開設
片倉駅開業(14)(片倉信号所より)
ホーム延伸工事完成:4両から7両化
片倉駅仮駅舎完成(在来線の北側に)
片倉駅高架化新駅完成(200m東神奈川寄りに移設)2面2線
相原〜八王子間複線化(東神奈川〜八王子間全線複線化完成)


片倉駅の変遷

昭和17(1942)年11月 片倉信号所開設
八王子・相原間


昭和32(1957)年12月28日 片倉駅開業

昭和33年1月15日 駅開設の祝賀会

「135 片倉駅の開設祝賀の門 所蔵:八王子市(『八王子と鉄道』より転載)」


「136 片倉駅で切符を買う様子 所蔵:八王子市(『八王子と鉄道』より転載)」


「137 片倉駅のホーム 所蔵:八王子市(『八王子と鉄道』より転載)」

資料利用許可書
昭和36(1961)年 構内配線図  ホーム長は4両

←相原方面                               八王子方面→

起点から片倉駅までの距離 40K30m

記号の説明

てこ扱所

第2種連動装置

(上家のあるもの)



画像左が下り八王子行き電車・右が上り東神奈川行き電車。
ホームの東神奈川側には構内踏切があり改札口から上りホームに向かうには
構内踏切を渡る必要がありました。
(改札口→下りホーム→構内踏切→上りホーム)

二階建の木造建屋は片倉信号場の建屋です。
駅舎は待合室も無く木製の改札一つで簡易的なものでした。


▲撮影 サッチョ様 昭和47(1972)年10月 [八王子方面を望む]

駅前からは20段位の階段を登り改札口を入り、また何段かの階段を登り下りホームに入りました。


画面右側は片倉信号所の建屋を解体しているものです。

▲撮影 サッチョ様 昭和48(1973)年2月 [相原方面を望む]

昭和49(1974)年6月 ホーム延伸工事完成:4両から7両化

ホーム長 90mから160mに

新駅舎&地下通路完成構内踏切廃止

昭和58(1983)年構内配線図

←相原方面                               八王子方面→

起点から片倉駅までの距離 40K30m

片倉駅場内
踏切:@埼玉街道 A川久保 B藤谷戸


▲撮影 ユキ様 昭和58(1983)年 [相原方面を望む]

2代目駅舎、下りホーム、上りホームは、東神奈川寄りにある地下道で連絡していました。
それは、対向式の両ホームが駅舎よりも一段高い位置にあったからです。
 上りホーム(東神奈川方面行き)から東神奈川方面を向いて下り列車(八王子行き)を写したものです。
左側にある階段を降り、2本の線路と下りホームをくぐる地下道を進むと駅舎・改札口に出ました。
下りホームにも、同様にこの地下道につながる下り階段がありました。
改札口からは、旧駅舎には、あった階段は無くなり駅前に出ることが可能となりました。

2代目駅舎は、恐らくホーム延伸(4両から7両化)した昭和49(1974)年に完成したものと思われます。


▲撮影 ユキ様 昭和58(1983)年   [八王子方面を望む]

片倉駅の八王子寄りで八王子方向を向いて撮られたキハ30「かっぱ号」です。
左端に勾配標識があり、ここから下り勾配であることを示しています。
 
(距離標 40.2Km)

▲マウスで37年後の雪景色
▲撮影 東京都八王子市在住 岡田 星児様 昭和59(1984)年1月20日 [相原方面を望む]


▲撮影 武藤謙二様 昭和59(1984)年  [八王子方面を望む]



旧駅舎画像 募集中

昭和50年代(2代目駅舎)



▲撮影「十六夜月 智次郎」様 昭和61年(1986)年7月26日 [相原方面を望む]

川久保踏切・埼玉街道踏切
昭和61(1986)年11月 仮線&仮(3代目)駅舎建設中 [八王子方面を望む]



昭和62(1987)年仮線&仮駅舎 [八王子方面を望む]

▲撮影 ユキ様 

仮ホームでの営業時のもので、高架・複線化工事が始まった頃のものです。


昭和63(1988)年3月 片倉駅高架化新駅完成
(200m東神奈川寄りに移設)2面2線
  4代目駅舎

相原〜八王子間複線化(東神奈川〜八王子間全線複線化完成)


起点から片倉駅までの距離 40K0m


上り列車は埼玉街道架道橋を過ぎると坂を駆け下りる。


八王子みなみ野駅方から片倉駅を望む


■撮影 平成23(2011)年3月
おまけ

▲クリックで拡大
▲撮影 サッチョ様 昭和48(1973)年2月 [相原方面を望む]

左側の駅員さんのいる所が構内踏切で直に線路を横断してました。

この画像を拡大すると
上り・下り共に出発信号が写っているのが分かります。
(昭和36年の構内配線図を参照のこと)


 横浜線 唯一の高架駅   撮影 2012年6月29日



相原・八王子間は相模線4両が乗り入れています。

 
   
国道16号線との立体交差 
片倉駅は乗車人員が横浜線内最下位で5000人代/日である。
これは路線バスが1路線しかなく、しかも昼間だけの運行で日5便だけが原因と思われる。

現駅舎は4代目で昭和63年に完成し横浜線内唯一の高架駅で比較的新しい駅である。

2代目駅舎の完成日は不明であるが昭和49年6月前後と思われる。
この駅舎画像は当サイトでは残念ながらお見せできませんが
他のサイトや本でも写真は少ない。

2代目・3代目(仮)駅舎の画像投稿募集中です。  

2012年4月8日走行の臨時快速『富士河口湖号』 午前中の下り列車が順光になります。


2012年7月29日走行の臨時快速『富士河口湖号』






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制作 ・ 著作

「JR横浜線の昔」


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ところで
205系後方の未開発の丘? あれ何かな?と思われた事ありませんか

思われた方は

[片倉城跡公園]

おまけ

さて問題です。

この快速は何でしょう?

即答できた方は、かなり横浜線ツウです!!!    (^^ゞ


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横浜線はがんばります


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